遠藤新設計「加地邸」

加地邸(外観)
加地邸(外観)

日本では減価償却という考え方に基づいて、居住用木造建物の耐用年数が22年と設定されております。
市場に流通している居住用建築物の中で、この耐用年数(工法により耐用年数は異なります)を超えている物件は価値がないと判断され、建物分の価値はゼロとして流通している現状があります。
ですが、希代の建築家によって大切に設計・建築された建物は時代を超えて愛されており、その価値は単純な税法上の数字では図れない側面があります。

神奈川県三浦郡葉山町に残る別荘建築群は、日本においても非常に価値のある貴重な建築財産ですが、時代の変遷に伴って、ここでもスクラップアンドビルドが多発しております。

今回、この加地邸(遠藤新設計/1928年竣工)の継承には、様々な困難と、大きな希望がありました。
困難とは、価値を創出すること。そして、その価値を可能性として見いだせる人とのマッチングをすることです。
希望とは、今後の歴史的建造物の継承方法について、一つのベンチマークができたことです。
今後、数ある歴史的建造物の継承について、不動産・建築的観点から向き合っていこうと思います。

公式WEBサイトは、こちら http://kachitei.link/

物件名遠藤新設計「加地邸」
所在地神奈川県三浦郡葉山町一色
最寄り駅JR逗子駅よりバス19分徒歩6分、京急新逗子駅よりバス16分徒歩6分
面積364.38m2
構造木造2階建 (一部地下1階RC造)
築年月(築年数)1928年(昭和3年)
現況継承済